漢方で性欲減退を治療

個人差がありますが、男性の性欲は25歳前後が最も強く、30歳を過ぎる頃から減少していきます。性欲の衰えと共に精力も落ちていくのが自然です。原因として加齢が考えられる場合には老化とともに男性ホルモンの分泌が低下し、精力、性欲がゆるやかに減少していくのが普通です。
性欲減退を治療する漢方薬これは特別な病気でありませんが、漢方ではこの性欲減退を「気・血・水」のバランスの乱れ「未病」として考え、成長、発育、生殖、老衰といった一切の生命現象を調節している「腎」を強化する補腎剤などを処方します。高価な漢方薬である、牛黄や鹿茸、熊胆、朝鮮人参などには個人差もありますが効果が期待できるでしょう。

一般的な漢方薬には八味地黄丸があります。八味地黄丸は若返りの秘薬とも呼ばれ、古来より伝承されている漢方薬です。精力減退だけでなく、前立腺肥大や糖尿病、更年期障害、腰痛などにも効果があることで知られています。
女性でも閉経を迎えて女性ホルモンの分泌が低下すると性欲は減退しますが、八味地黄丸はこういった女性のセックスの悩み解消にも効果があるとされています。
この他東洋医学では、タツノオトシゴである海馬、オットセイの睾丸、古代哺乳動物の化石である竜骨、クコの実などを含んでいる海馬補腎丸(かいばほじんがん)も精力の回復に使われています。メンタル面の問題が性欲の減退に繋がっている場合には、桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)という薬もあります。
漢方に限らず、歴史的にも性欲増強の薬は多く開発され、様々な調合が試されてきました。しかし性生活の心がまえとしては「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。漢方薬も効果はありますが、合わせて生活習慣の見直しも行うようにして下さい。